資格を取る留学

資格を取る留学をする場合、業者の宣伝に踊らされてはいけません。その資格がどんなにすごいか、どれほどの難関か。或いは、その資格を持って就職するとどれほど就職しやすいか、どれほど稼げるか。様々な角度から実際の例などを用いてアピールしてある場合、注意点がいくつかあります。

日本にいたらめったなことでは取れないその資格を、外国まで出向いて取ったとします。大層貴重な資格であるようにも聞こえますが、そもそもそのような資格のことを知っている日本人がどれだけいるのでしょうか?知る人ぞ知る資格なのでしょうか、それとも正真正銘、名も無き資格なのでしょうか。数が少なかったり、取得が難しいからと言って重宝がられるとは限りません。
まだ日本では一般的ではないけれど今後どんどん需要が高まる可能性があるのでしょうか。それとも日本には元々根付かない風土があるため外国では一般的な習慣であってもあえて日本では広まらないだけでしょうか。一種、先見の明のような感覚でその資格を見極める必要があります。

業者が広告として使う例はどれも華々しいかもしれません。ただ、その資格を実際に取った人が活躍している場はどこでしょうか。日本でしょうかそれとも、その資格を取得した現地でしょうか。卒業後その地で現地就職した場合でしょうか。
もし現地でバリバリ仕事をしている例を紹介しているのであれば、その資格は日本では通用しない資格である可能性があります。いくら高度な技術を海外留学で取得しても、日本で日本の免許が必要な職にはつけません。

「自分は留学で資格を取り、その後現地でそのまま仕事を続けたいんだ」と思っている人ならそれでも構いませんが、日本でも通用する技術を使って外国で活躍しているのではなく、外国でしか通用しない技術を使って本場外国で活躍しているだけだと自覚し続ける必要があります。20年後、30年後、まだ40代や50代の時に帰国したとしても、日本でできる仕事はありません。まだまだ働き盛りと言える年代ですが日本で通用するスキルがないのです。
もう一生帰って来ないのであれば話は別ですが、それでもやはり万が一帰りたくなったら帰ることができる状態をキープできるに越したことはありません。

つまり「これ一本!」の要素を留学で手に入れてしまっては危険です。もし結局のところ拠点は日本であると考えているのであれば、海外でしか通用しない資格を取るのは得策ではありません。その資格が本当に将来使える資格なのか十分検討しましょう。
留学で資格を取る場合は、日本で取った資格を深めたり幅を広める資格、或いはダブルディプロマのような形で両方手に入れられるものがお勧めです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です